超低金利時代を活用し、少ない資金で大きな利益を得るための中古マンション投資を積極的に提案しているのがJ.P.RETURNS。自社主催セミナーや税理士事務所、金融系情報通信企業との共催セミナーなどを、平日夜間や週末午後などに都内の貸会議室で定期的に開催しています。
J.P.RETURNSという社名は、Joint Property Returnsという英語が由来であり、「お客様と共に資産を生み出していく」という企業理念を表しています。設立は2002年。中古ワンルームマンションの販売を中心に、管理、保険、リノベーション、売却までトータルに行っています。
特に物件は千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区の都心5区にこだわり、管理も自社で担当。都市銀行系金融機関へのローン持込件数も多く、中古マンション販売の豊富な実績があります。
顧客には、中古になっても資産価値が落ちない物件に家賃保証など安心のサービスをプラスして、「マンション投資をシンプルに」提供します。
自社主催セミナーと有名企業との共催セミナーの2つを開催。中古ワンルームマンション投資の魅力を伝え、不安にも答える内容です。平日夜間や週末午後に、2時間にて開催。仕事帰りに立ち寄れる平日夜の開催も比較的多く、サラリーマンをターゲットとしていることがうかがわれます。場所は都心の駅から近い貸会議室を利用しています。
その他に金融関係イベントへのブース出展やイベント内セミナーも実施しており、マンション投資に関心を持つ人に広く門戸を開いています。
[ざっくり言うと…]
会場は新橋のAP新橋。
開催日時によって、会場は異なります。
JR新橋駅銀座口
地下鉄新橋駅5番出口
セミナー会場は駅から近い貸会議室が選ばれています。
プレゼンの資料と会社案内です。ペットボトルも1本付きます。
当日のプレゼンで使われるパワポ資料と賃貸マンション需要資料、同社で行う賃貸管理の内容、リスクに関するQ&AがSEMINAR GUIDEBOOKにまとめられています。しっかりとした紙質で、保存版として使えます。
申し込み時の特典として、「JPRマンション投資Q&Aブック」のダウンロードURLが提示されます。A4サイズで19ページのパワポ資料。内容は、SEMINAR GUIDEBOOKのQ&Aの部分と同じものです。セミナーの中で話に出てくることはありませんが、事前に目を通しておけば、疑問点の解決やセミナー後に実施される個別相談会の話のきっかけにもなると思います。
「レバレッジ効果で効率的な資産形成ができる不動産投資とは!!」と題して、経済概況と不動産市況の解説から、マンション経営のメリット・目的、東京都心の中古ワンルームマンションの優位性を紹介。低金利の今、不動産投資は銀行預金や他の投資商品と比較しても融資が得やすいこと、似たような大都市でも大阪や名古屋ではなく東京である理由などをわかりやすく解説します。
重点的に話をされたのが、私的年金や節税対策としてのマンション投資です。40代のサラリーマンに向け、20~25年後の退職後の生活において、公的年金だけではゆとりのある生活は難しいことや、現在の生活でも確定申告を行うことで節税になることを、具体的なデータや計算式を挙げてアピール。
マンション経営は、問題解決やより良い生活を得るためのツールになることが伝わり、説得力のある内容でした。
また、なぜ中古ワンルームマンションがいいのか、具体的な内容についても詳しく解説。マンション価格や賃料、管理費の築年数による推移を示し、都心の立地で築20年当たりの物件が価格も賃料も落ち着き、メリットが大きいことを紹介しています。
同社ではこの考え方に基づいて物件を厳選しており、重点地域は都心5区。23区内でも賃貸経営のうまみが少ない地域は取り扱いがなく、非常に徹底しています。
第一部として約1時間のセミナーがあり、第二部は個別相談会になります。個別相談会は原則「全員」で、参考のため受付時に勤務先や年収等に関するアンケートに回答。第一部の座席も長めのテーブルに一人掛けで設営されており、個別相談会ではJ.P.RETURNSの営業担当者が横に座る形で進められます。
ただ、その日の参加者と営業担当者の人数の兼ね合いにより、セミナー後の対応ができない場合があります。その場合は後日の連絡で、別途時間が設られることになります。
講師の室田雄飛氏は、J.P.RETURNSの取締役。設立時から同社の営業部の本部長を務め、融資や仕入れ、管理の各部門も歴任してきた同社のオールラウンダーです。
また、自身もサラリーマン大家で、現在実家を含めて6件の不動産を所有。すべてローン返済のさなかにあり、生活の基本は給与であり、家賃収入による悠々自適の暮らしではないことを率直に語ります。とても親しみやすい話し方で、介護や自宅エリアの評価など、自身の事例も引き合いに出しながら、テンポのよいプレゼンが行われました。
室田氏は「室田雄飛のモグモグ不動産投資」というブログも執筆。自身の投資の見解、利益の考え方、リスクのヘッジ方法などを取り上げており、忙しい勤務の合間を縫って、営業日は毎日更新を続けています。不動産情報ばかりではなく、営業の合間に味わったグルメ情報などもはさみ、読み飽きない内容になっています。
「私も皆さんと同じサラリーマンで大家をしています。皆さんと違うのは…」と室田氏は語り、節税効果で所得税と住民税はほとんど戻っていることや、退職する頃に完済していれば、公的年金に家賃収入がプラスになることをイントロと本編の2度に渡り説明されました。
「いつやるの?今でしょ!」と急かされなくても、今から不動産投資を始める価値があることを、説得力を持って迫ります。不動産投資に関心がある方なら、背中を押される思いを実感できるのではないでしょうか。
R新橋駅銀座口近く、地下鉄新橋駅からは5番出口を上がってすぐにあるビル。3~5階が貸会議室で当日の会場は5階、50名以上収容可能な会議室でした。1階のエレベーターロビーや5階のエレベーターを出てすぐのところに案内板が出ています。
受付を済ませると、第二部の個別相談会の資料となる勤務先や年収等に関するアンケートに記入。その後、席に案内されます。開始時間までは同社の紹介ビデオがスクリーンに流されています。なお、開催日時によって、会場は異なります。
私を含め12名(男性10名、女性2名)が参加。新橋という場所柄なのか、30~50代の会社帰りのサラリーマンが中心。1組は男女2名で参加されていました。
J.P.RETURNSのセミナー紹介のページには、「参加者の75%が女性!」と書かれていますが、私が参加したセミナーでは、決してそうではありませんでした。しかし、女性向けWebマガジンとコラボした女性限定セミナーも開かれており、女性のマンション投資も大いに歓迎している模様です。
女性をターゲットとしたパンフレット
初めて不動産投資セミナーに参加する方におススメできるセミナーです。経済概況から中古ワンルームマンションの優位性についてコンパクトにまとまっており、専門性が高くて話についていけない、ということはないかと思います。
第一部はセミナー、第二部は個別相談会という構成なので、第一部では概要を、さらに深く知りたいことは第二部で個別に…という意図もあるのではないかと思います。そういう意味では、セミナー参加が2~3回目で、これまでのセミナーで生まれた疑問点を解決したい人にもおススメ。
また、新築マンション投資のセミナーを聞いた後に同社のセミナーを受講すると、違いもはっきり。双方の比較を個別相談で検証することもできるでしょう。
第一部のセミナーだけでもJ.P.RETURNSの基本的な姿勢は理解できますが、顧客一人ひとりにあったコンサル力の高さをアピールしているため、個別相談会に参加できないと、情報としてやや物足りないかもしれません。
独自の仕入ルートによる未公開物件も案内しているそうなので、この点に関心がある方は個別相談会の参加をおススメします。
事前申し込み以外に、こちらから行うことはありません。
受付完了メールには、特典の「JPRマンション投資Q&Aブック」のダウンロードURLが示されています。また、メールに提示されたアンケートページで住宅ローンの有無や年収などを回答すると、個別相談時の話の参考になります。