画像引用元:REISM公式(https://www.re-ism.jp/)
「東京都内のリノベーションマンションに投資する」という明確なコンセプトを打ち出しているのが、REISM(リズム)株式会社。中古不動産投資の価値を学べるのが、「REISMベーシックセミナー」です。
同セミナーでは、「基礎から学ぶ不動産投資 実践セミナー」と「戦略で成功を勝ち取る不動産投資 戦略セミナー」の2つのセミナーを週末、都内の貸会議室で定期的に開催しています。
大手不動産会社の実務経験者を中心に、2005年に設立。中古不動産の再生を目的とし、不動産業界にイノベーションを起こそうという、熱い思いを持った人材によるベンチャー企業です。
事業の柱は、リノベーションマンションの賃貸と資産形成。単に中古不動産を売買・賃貸するのではなく、リノベーションにより新しい住まいに造り替え、付加価値をプラスした上で、住む人にはオシャレな生活を、持つ人には安定した賃貸経営を提供。
「REISM」という社名やブランドには、「RE:ISM=再生主義」というコンセプトが込められており、古くなったものに新しい命を吹き込み、東京の未来を見据えています。リノベーションを戦略的にとらえた不動産会社は他にはなく、業界内で独自の存在感を放っています。
戦略的な中古不動産投資を実現するために、「基礎から学ぶ不動産投資 実践セミナー」と「戦略で成功を勝ち取る不動産投資 戦略セミナー」の2つのセミナーを開催。初心者から、ある程度不動産投資の研究を進めている人まで、幅広いニーズに応えています。
参加者からは、「いくつかのセミナーに参加する中で、最も論理的で説得力があった」「圧倒的に有益な情報が多い」「スタッフの対応が親切」といった声が寄せられています。
中古不動産投資やREISMについて、幅広く学ぶことができる「基礎から学ぶ不動産投資 実践セミナー」は、週末の午前中の2時間で開催。場所は駅から近い貸会議室などを利用。気軽に参加しやすい場所や時間で組まれています。
一方、「戦略で成功を勝ち取る不動産投資 戦略セミナー」は、実践セミナーよりもプラス1時間の3時間構成で、市況を踏まえたマーケティング的な視点から不動産投資のあり方を解説。ダブルで受講すれば、専門的な知識がかなり深まります。
さらに、もう少し短時間で情報が得たい、知りたい内容だけセミナーに参加したい、という人向けの「オープンスクール」も開催。こちらは渋谷のREISM本社のセミナールーム等を会場に、週末や平日夜の1時間10分~1時間30分で開かれています。
ざっくり言うと…
会場は八重洲のベルサール八重洲。
開催日時によって、会場は異なります。
JR東京駅八重洲北口
地下鉄日本橋駅なら、呉服橋交差点方面改札がA7出口に直結しています。
セミナー会場は駅から近い貸会議室が選ばれています。
プレゼンの資料と会社案内です。ペットボトルも1本付きます。
第一部と第二部の2部構成ですが、講師は同じ方なので、プレゼン資料は1冊にまとまっています。ポイントとなる部分は空欄となっており、プレゼンでもアニメーションで表示されるので、書き込みながら受講すると、理解が深まるでしょう。
プレゼン資料以外に会社案内やいくつのパンフレットがオレンジのコーポレートカラーのファイルに納まっています。「不動産で始める資産形成のススメ」は、東京のワンルームマンション投資のメリットをわかりやすく解説。「REISM STYLE CATALOG」は、リノベーションの施工事例集で、インテリアに関心が高い方なら、見て楽しい内容です。
講師の寺内直哉氏は「リノベーション投資入門」というビジネス書を書かれており、当日、セミナーに参加し、アンケートに答えると、セミナー終了後に1冊進呈されます。内容は、不動産投資を事業としてとらえることから、リノベーションの基礎知識、REISMの紹介など、セミナー内容に準じたより詳しいもの。受講後の復習として読み進めることができます。
その他、会場には、同社のプレスリリースや新聞掲載記事なども用意されています。
「不動産投資でおさえておくべき重要ポイント」と題して、1.モノであるマンションで投資をするリスク、2.借入を活用するメリット、3.入居者と家賃を安定的に獲得するポイントを解説。不動産投資の基礎知識にも重なる内容です。
不動産投資に対するリスクにはさまざまなものがありますが、特に中古不動産については、古さや耐用年数が気になる方も多いのではないでしょうか。しかし同じ築30年と言っても、どれも同じではなく、大規模修繕の内容等により価値判断ができることを、重要事項調査報告書などを取り上げながら解説。具体性に富む内容でした。
また、借入活用に関しては、お金の流れのキャッシュフローと利益を示す損益計算書、資産と借入のバランスを示す貸借対照表の重要性もアピール。不動産投資はレバレッジ効果がポイントになることも強調されました。
その上で、東京のワンルームマンション状況を解説。若者人口が多い東京はワンルームマンションの需要が高いことや、入居者は築年数のこだわりが少ないことを紹介。
だからこそ、管理と立地がしっかりしていれば、中古不動産でも不安なく賃貸経営できるのです。前半に大規模修繕の話などを聞いているので、何を持って良い管理というのか、ストンと理解できる構成です。
最後にREISMの取り組みを紹介。23区内の中古不動産に関する膨大なデータを、一括で分析・管理するシステムがあり、物件ごとの評価付けができることや、それを元にリノベーションを行っていることなど、REISMの実力が明らかにされます。
一般的に、「通勤・通学に便利だからこの街に住みたい。この沿線がいい」と部屋探しをする人が多い中にあって、REISMのリノベーションマンションは、その独自性やデザイン性で、部屋そのもので入居者をひきつけています。これは賃貸経営の常識を覆すものといえそうです。
個別相談会に参加すると、1,000円分のQUOカードが進呈されます。また、希望者には、資産形成シミュレーションが自由にできる「REISM Life デザイン」のアカウントもプレゼントされます。家族構成や収入等を入力すると、自分に合った資産形成を見つけることができます。
セミナーは第一部が45分、第二部が45分ほど。間に10分ほどの休憩があります。セミナー終了後、希望者には個別相談会が開かれます。 一部、二部と分かれているものの、講師も同じで、全体を通して、不動産投資の基礎知識や東京でワンルームマンション投資をするメリット、REISMの優位性を知る内容です。
講師の寺内直哉氏は、不動産業界歴25年。マンションデベロッパーからREISMの起業に関わった後、現在は独立し、不動産コンサルタントとして活躍されています。サラリーマン時代は自身も副業でワンルームマンションの賃貸経営を行い、これまで7戸を購入し、2戸を売却。プレゼンでは自身のデータや経験も紹介され、実践的な話を伺うことができました。
中古不動産に特化した不動産投資を行うREISM。投資希望者がどんな点に不安を感じるかも熟知しています。そのため物件の耐用年数に関しては、マンションの主要構造部である鉄筋とコンクリートの特性にも言及。
耐震基準に関しては、他のセミナーでも不動産投資リスクの説明の中でよく話題になりますが、鉄筋とコンクリートそのものの耐久性に関しては、非常に興味深く思いました。 この知識は同社が行うスケルトンリノベーションにも関係があり、中古不動産だからこそ大胆な挑戦ができることがわかります。
東京駅八重洲口近く貸会議室です。地下鉄日本橋駅からは、地下の飲食店フロアを経由して直結。50人以上収容可能な会議室です。永代通りに面したビルですが、週末は1階の正面入口が閉じているので、後方に回り込むことに。時間ギリギリだと、ちょっと焦ります。また、同じ会場の他のセミナーの案内担当者が立っていることもあるので、間違えることがないように。
受付を済ませると席に案内されます。開始時間までは同社の紹介ビデオがスクリーンに流されています。 なお、開催日時によって、会場は異なります。
私を含め13名(男性10名、女性3名)が参加。30代からリタイヤ世代と思われる方まで幅広い世代の方が、全員、一人で参加されていました。週末なので、皆さん、カジュアルな私服。遅刻される方も数名おられましたが、週末の午前中に早起きして参加された方ばかりで、関心の高さがうかがわれました。
不動産投資セミナー数回目、あるいは資金形成に関心がある方におすすめできるセミナーです。
講師の寺内直哉氏自身、サラリーマン投資家からセミリタイアを果たした方ですが、ご自身の経験談が中心ではなく、あくまでも資産形成のメリットを、データを多用されて説明されます。ご自身の著作でも、冒頭から財務三表の重要性を語られており、事業としての不動産投資に重きを置いている方だと思われます。
その意味で「実践力が身につく!」というタイトルは、看板に偽りなし。不動産投資の基礎知識があり、資産形成の点からもう一歩深く考えたい方にとっては、納得感のあるピンポイントな内容だと思います。
また、同社が得意とするリノベーションに関しても、一般的な中古不動産の知識が若干あった方が、オリジナリティの高さを実感できると思います。
「よかった点」の裏返しになりますが、初めての不動産投資セミナーという方にとっては、収支などの数字の話がメインになるので、ややとっつきにくいかもしれません。
また、個々のリノベーションマンションに関しても、自社サイト内で見てほしい、というスタンスで、紹介は少なめ。リノベーションマンションという観点から同社に興味を持った方もちょっと物足りないかもしれません。一般的な中古不動産がどんな意図からリノベーションをされるのか、工事の工程などの紹介がもう少しあってもいいのではないかな、と思いました。
事前申し込み以外に、こちらから行うことはありません。