不動産投資を成功させるには、安定した入居者の確保が重要。そのために活用したいのが、賃貸管理会社です。ここでは、賃貸管理会社を選ぶ際に押さえておきたいポイントについてまとめていますので、これから不動産投資を始めたいと考えている方は、ぜひチェックしておいてください。
せっかく物件を購入しても、空室が続いていたら収益にはつながりません。
そのため、賃貸管理会社には「空室を解消する力」が求められます。空室解消力を見極めるポイントは、まずホームページなどで入居率をしっかり公表しているかどうか。95%以上の入居率を維持している賃貸管理会社であれば、安心して依頼できるレベルといえるでしょう。
気を付けたいのは、「どこからを空室としているか」のラインが各社異なることです。中には、空室後30日以上経過しないと空室とはカウントしないという会社もあるほど。その条件は入居率が掲載されているページの近くか下部に、※マークで小さく書かれていることが多いので、忘れずに確認を。
また、空室となったとき指定流通機構(REINS)にすぐ情報を登録しているか、自社ホームページ・ポータルサイトなどへの情報掲載がスピーディーであるかどうかも重要です。
賃貸管理会社は複数のオーナーからの依頼を受けているため、物件や入居者管理が適切になされているかどうかも重要なチェックポイント。
管理が行き届いていないと入居者の満足度が低下してしまうため、水回りや設備等のトラブルに24時間365日対応しているかどうかを確認しておきましょう。
また、賃貸の更新は2年に1度が一般的ですが、そのときに入居者の勤務状況・収入・保証人といった情報を再確認している会社がベスト。入居者と突然連絡が取れなくなった…などというトラブルを防ぐことができます。
賃貸管理会社の担当スタッフが信頼できるかどうかも、大切な確認事項です。
こちらからの質問に迅速に答えてくれるか、賃料の入金状況・修繕や点検履歴・クレーム対応といった管理状況について定期的なレポートをしてくれるかを見ておきましょう。また、宅地建物取引士・マンション管理士・賃貸住宅経営管理士・ファイナンシャルプランナーといった、専門家が多く在籍しているとさらに安心です。
賃貸管理をまかせるなら、会社の経営が安定しているところを選びたいもの。
どんなに優秀なサービスを提供していたとしても、経営破たんしてしまっては入居者にも迷惑がかかりますし、次の管理会社を探す手間もかかります。
賃貸管理会社の財務面については、財務諸表などを閲覧できるかどうかがひとつのチェックポイント。また、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会への加盟は管理業務を適切に行っているというひとつの証となるため、信用性が高いと言えるでしょう。
賃貸管理探しには、会社や担当者に対していろいろな条件があると思います。管理能力の高さ、人柄の良さなどはもちろんですが、オーナーごとに譲れない条件があるでしょう。
まずは、自分にとって譲れない条件が何かを、自分自身が把握することが大切です。一度、全ての条件を紙に書き出して、優先順位をつけることをおすすめします。
絶対に空室を避けたいのであれば、入居率を開示している・リスク対策をとっている賃貸管理会社がいいでしょう。入居者同士のトラブルに煩わされたくないのであれば、問題解決力の高い管理会社を探すべきです。
譲れないポイントを明確にしておかないと、自分に合った管理会社が選びにくくなってしまいます。
賃貸管理会社というのは、あくまでオーナーであるあなたの代理です。「不動産会社に紹介されたから」「大手で安心感があるから」という受け身の姿勢で選んでしまうと、物件にかんするトラブルが起きた時に、責任の所在があいまいになるリスクがあります。
この会社に任せたいと思えるポイントを把握しておけば、自分が任せたのだという責任感につながり、能動的な運用ができるようになるでしょう。
初心者でも短時間で投資について勉強できる内容となっており、多忙なサラリーマンにはピッタリの勉強法です。