ニュースを見れば不景気なニュースばかりが目に入る昨今。スーパーに行けばお値段据え置きでも容器は小さくなる一方。消費税も上がり生活は苦しくなる一方。
そんな状況から抜け出すには、貯金だけでなくためたお金に働いてもらうことが重要です。主婦だからこそできる資産運用術について紹介してきます。
資産運用とは、持っているモノを使い利益を上げるコトを言います。モノとは、一般的にイメージされる株や債券、不動産などがそれにあたります。
「そんなモノなんて持ってない」と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。実は、銀行に預ける貯金も資産運用に入っています。
しかし、物価が上がっている状況ですので、いくら貯金しても、将来お金が足りなくなる可能性すらあります。ここではそんな将来を見据えて、主婦が資産運用を始めるべき理由について紹介していきます。
お子さんをお持ちの主婦には、子供の教育費はとても大きな関心事でしょう。お子さんの高校や大学の学費、大学は親元を離れれば生活費も学費以外に更にかかります。私立の中学受験を視野に入れている方もいるかもしれません。また、お子さんの才能を伸ばしたいと、習い事、更に塾など、幼児の頃から通わせることもあるでしょう。
参議院が公表する経済コラムによれば、1970年の子供一人当たりの年間教育費は、2.4万円でした。しかし、2017年には37.1万円と、実に16倍にも増加しています。
大学の授業料も年々増加傾向にあり、今後教育にかかるコストは増加していくことが予想されます。もちろん、お仕事をされている方ならば昇給といったものも期待できますが、現状日本人の所得は伸び悩んでいます。お給料だけを当てにせず、しっかりとした予算計画が必要となるでしょう。
お子さんが独り立ちし、夫婦二人となったとしても、油断はできません。平均寿命が伸びた影響により、生活の維持に必要なお金は増え続けています。
「老後2000万円問題」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。これは、65歳で定年退職した後、30年で約2,000万円の取崩しが必要であるという報告が発端となり議論となりました。取り崩しが必要というのは、「年金とは別に」必要ということです。
つまり、物価が上がり続ける中で、子供の人数×教育費を担保したままこの2000万円をためなければならないのです。仮に22歳から働き始めて65歳で定年退職するまでの43年間でこれを貯めようとした場合、1年あたり46~47万円の貯金が必要となります。1カ月当たり4万円程度です。
前述の教育費に関して、幼稚園~高校まででも約1000万円が必要と言われています。2020年時点の平均所得が440万前後と言われてます。手取りに直すと36万ほどです。
※参照元:厚生労働省「平成30年 国民生活基礎調査の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa18/index.html
この現実を考えると、毎月コンスタントに4万円を貯金することのハードルの高さがわかると思います。だからこそ、家計の守り神である主婦が資産を守り、かつ増やしていかなければならないのです。
資産運用と聞くと株等の投資がイメージされるかと思います。しかも、株などは値上がり・値下がりの頻度が高く、範囲も広域のため、非常にリスキーで難しいと感じられるのではないでしょうか。
しかし、世の中にはそうしたリスクを可能な限り抑えながら、銀行の貯金よりも高い利回りを実現できる投資商品がたくさんあります。
一番良いのは、自分で考え、自分で探し、自分で決められることです。しかし、忙しい主婦にとって、あまたある商品群の中から、自分に合った投資商品を見つけ、自分に合った投資スタイルを作っていくのは至難の業。そこでここでは、専門家の知恵を借りながら情報収集できる方法を紹介していきます。
資産運用セミナーというと、参加したら最後、営業をたくさん受けてしまうイメージがあると思います。しかし最近ではSNSやネットの発達により、そうした押し売り的な商法自体が通用しなくなってきています。
中には女性だけのセミナーを行うなど、セミナーを行う会社によって内容は様々です。セミナーに参加する最大のメリットは、講師の顔が見えることと、仲間を見つけられること。
「マネ活友達」ができると、情報共有ができるようになり、いろんな人の投資スタイルを真似ていくことができるので、むしろ忙しい主婦にとって、最適な情報収集ツールとなりえるのです。
初心者でも短時間で投資について勉強できる内容となっており、忙しい女性にもピッタリの勉強法です。